~8/31 読書会活動記録~
この日は3名と少人数でしたが、より本の内容について深く話すことができました!📚
今回話題になったテーマは3点です!
1.不確実性と確実性(脳はものの見方で進化する)
人間が最も不安になるのは、「不確実性が高い心理状態にあること」だそうです。私たちのように働きたての若い世代だと、「このままの会社で良いのかな」や「将来が不安だ」と感じることも多いのではないでしょうか。
先が見えずに毎日何かを削りながら生きているような状態が続くことが最も精神的に良くないとされています。では、どのようにこの状況を打破するのか?
ヒントは「冗談と質問」です。
「冗談」は、現在の自分の状態を笑ってみる。前が見えなくなった歩いている自分を一旦止めて、状況を客観的に見つめ直すために、あえて自分を笑い飛ばすということです。余裕がない時ほど、こういった極端なやり方は効果があります。2つ目の「質問」も同様に、一度現在のうまくいかない自分を見つめ直し、振り返る機会を作るという意味で重要になります。
目の前が真っ暗になったら、一度立ち止まり深呼吸しましょう。
2.夫婦関係が崩れるプロセス(脳はものの見方で進化する)
夫婦関係だけでなく、全ての人間関係は次の4つのプロセスを経ると崩壊してしまうみたいです(笑)、事前に知っておくことで、途中で回避できるようになりたいですね…
第一ステップ:批判
俗に言う悪口ですね。「夫/妻のせいで…」「あの人があんなことしなければ…」など、相手に責任転嫁してしまうのが最初の段階です。この段階ではまだ、当人のいないところで他の人に愚痴を言っているといった状況も含みます。よく「吐き出して忘れた方が良い」とか、それに反し「人の陰口は良くない」など言いますが、このレベルでとどまればまだ良い方だと言えそうですね。
第二ステップ:軽蔑
ここから、直接相手に向かって言葉や行動で攻撃する段階に入ります。「どうせあなたは~な人でしょ?」や、「あなたに言っても何も変わらない」「結局あなたはそんなもんでしょ?」など、吐き捨てるような発言や思考、行動が出てきたら危険信号です。その場の感情に左右されず、一旦落ち着くことで相手に直接攻撃的な態度を取らないようにしましょう。
第三ステップ:自己弁護
第二ステップで相手に直接攻撃的な態度を取ってしまった際、その場で謝れたり和解できれば一番良いのですが、ここから更に「自分は悪くない」や、「相手が~なのが悪い」など、自己弁護に入ってしまったら第三ステップです(笑)。こうなると相手側も意地を張るため余計に関係が複雑になり、修復が難しくなってしまいます。冷戦に入ってしまうパターンですね。
第四ステップ:拒絶
最終ステップが「拒絶」です。相手の顔を見たくない、会いたくないといったように、相手の悪いイメージばかりが浮かんできて後戻りできなくなってしまったら、正直もう厳しいかもしれません。ここまでくると、日常の些細なことがきっかけで関係が簡単に破綻することになってしまいます。
以上の4ステップがありますが、いざ人間関係かこじれた際は、比較的傷が浅い段階で何とか関係を取り戻せるよう、各フェイズを参考にしてみて下さい!
3.持って良いストレスと持つべきではないストレスの違い(菜根譚(さいこんたん))
世の中にはもつべきストレスと持つべきでないストレスがあります。「若いころの苦労は買ってでもしろ」とはいうものの、苦労の質を考えることは私たちのような若い世代には将来に大きく関わってくるものなので非常に大切といえます。
「持つべきストレス」とは、具体的に「未来価値」を作っている過程に生まれるものです。このストレスは自らの糧になっていきます。将来の自分が楽になるように、自己投資をする途中でかかる負荷、勉強することでかかる負荷などがこれにあたります。また、このストレスを受ける過程でわずかながらでも小さな成功があるということ、要は頑張る過程の中にご褒美がある状態の中で受けるストレスは「良いストレス」であるということです。
「持つべきでないストレス」とは、簡単に言えば「お先真っ暗な状態で受けるストレス」のことです。上記でも示したように、人は不確実性の高い時が一番ストレスを感じます。このストレスを受け続けても全く報われないんじゃないか、変わらないんじゃないかと感じるときは黄色信号です。何とかその状態を抜け出さないと取り返しのつかないことにもなりかねません。環境をとにかく変えることです。
マッキンゼーアンドカンパニー東京支社長等を務めた有名な経営コンサルタントの大前研一さんが「人が変わる三つの方法について名言を残しています。
1.「時間配分を変える」
2.「付き合う人を変える」
3.「住む場所を変える」
最も無意味なのは「決意を新たにすること」
受けるべきじゃないストレスに苦しめられている人は、すぐ環境を変えましょう。
いかがでしょうか?たかが一冊の本の内容でも、人が集まってそれについて話せば参加者の数だけ知識は深まります。本がとにかく大好きな方、アウトプット力をつけたい方、人と話したい方誰でも大歓迎ですので、ぜひ一度遊びにいらして下さい!